クマムシゲノムプロジェクト

クマムシは、緩歩動物門 Tardigrada に属する強靭な生命力を持ったナイスな生き物です。特にトゲクマムシは攻殻機動隊やガンダムに出てきそうな装甲がかっこいいです。8本足で歩いてる様子はトトロに出てくるネコバスのようにも見えます(むしろ王蟲?)

2008年度から文部科学省の支援のもと、正式にクマムシゲノムプロジェクトがスタート しています。プロジェクトの進捗情報や結果のデータベース公開などは kumamushi.org から、これまで通りのクマムシに関する雑多な情報は kumamushi.net から発信していく予定です。
ニュース
- 2011/05/28
クマムシゲノムの本拠地、東大理学部でオープンラボが開かれます。オープンラボは主に進学希望の方に向けた研究室の一般公開ですが、クマムシの國枝研でも関心のある皆さまの見学を受け付けていますので、この機会にぜひ。
- 2011/05/28-29
NGS現場の会の第1回研究会でクマムシゲノムとトランスクリプトーム関連のポスター発表があります。
- 2011/05/27
しばらく更新忘れていました。クマムシ関連の情報については Twitter @kumamushi でお知らせしていますので、よかったらフォローしてみてください。あまり Retweet はしていませんが、気に入ったつぶやきは Twitter の お気に入り に気まぐれで拾っています。
クマムシのドラフトゲノムを眺める日々を送っています。延び延びになっていますので一日も早く公開できるようがんばります。
堀川さんがクマムシの採集方法を手取り足取り紹介されたとてもステキなブログエントリを公開されました。あなたもぜひ、身近なところにいるクマムシを探してみてください。
- 2010/10/21
お茶女の公開セミナーで、國枝先生の講演『極限環境耐性動物クマムシのゲノム解析と機能プロテオミクス』がありますよ。
<第25回バイオインフォマティクスへの招待> 講演題目:極限環境耐性動物クマムシのゲノム解析と機能プロテオミクス 講 演 者:國枝武和 先生(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻細胞生理化学研究室 助教) 日時:平成22年10月21日(木)17:00〜18:00 場所:お茶の水女子大学 理学部2号館4F405室(生物学第2講義室) アクセス:丸ノ内線茗荷谷駅または有楽町線護国寺駅下車徒歩8分 http://www.ocha.ac.jp/access/index.html 参加費:無料(申し込み不要) 主催:お茶の水女子大学 生命情報学教育研究センター 共催:文部科学省委託研究開発事業 「統合データベースプロジェクト」 お問い合わせ:お茶の水女子大学 生命情報学教育研究センター E-mail: yura.kei@ocha.ac.jp / Tel: 03-5978-5514
講演概要:
クマムシ類は、極限的な環境ストレスに耐性を示すことで知られる微小動物であり、節足動物と近縁の緩歩動物と呼ばれる独自の動物門を形成する。陸生クマムシの多くは外界の乾燥に応じて脱水し、乾眠と呼ばれる無代謝状態となって乾燥に耐える能力を持つ。乾眠状態のクマムシは超高温・超低温・超高圧・真空・放射線など様々な極限環境に耐性を示すが、こうしたクマムシの乾眠能力・極限環境耐性の分子メカニズムについてはほとんど分かっていない。我々は乾眠能力のメカニズムとその進化過程の解明を目的として、近年本邦で飼育系が確立されたヨコヅナクマムシをモデルにゲノム解析を行っている。ヨコヅナクマムシのゲノムサイズは約60Mbとクマムシの中でも最小の部類であり、これまでにサンガー法を用いた16xカバレッジのホールゲノムショットガン解析を行い、ドラフトゲノムの解読をほぼ完了した。乾眠能力/極限環境耐性を持つ動物として初のゲノム解析であり、極限環境耐性動物のモデルとして利用するための遺伝子情報基盤を整備した。さらに耐性に関連する候補タンパク質としてヨコヅナクマムシ抽出液から大量に発現している抗凝集性タンパク質5種を単離・同定した。いずれも新規なタンパク質であったが、クマムシのゲノム上には類似遺伝子(パラログ)が多数コードされており3つのファミリーを形成していることを明らかにした。これらのタンパク質は乾燥耐性などクマムシ固有の性質に関与する良い候補と考えている。
- 2010/9/25
第81回日本動物学会の最終日、一般公開の「動物学ひろば」で國枝先生のヨコヅナクマムシや、鈴木先生の海のクマムシなど、クマムシやヘンな生き物たちの展示があるそうです。楽しそう!
- 2010/9/20
この日放送されたあにゃまる探偵_キルミンずぅの第50話(最終話)「どうぶつ天国キルミンZOO!?」で「とにかくもう地球上で一番強いものになーれ」と言って変身してしまったのがクマムシだったようです。(こちらの動画で2分45秒あたりから)Twitter上では、はたして本来の視聴者層に通じたのかどうか?!といったコメントが流れていました。
- 2010/9/17
カラパイアさんがクマムシ電顕写真の記事地球最強生物クマムシの超かっこいい拡大画像特集を日本語でまとめてくださってます。元ネタはココみたい。他にも巨大クマムシケーキが食べられる、不思議子ちゃんのいる奇想天外空間、【タフガイ】クマムシを観察しよう、地球最強の生物クマムシ宇宙より無事生還などの記事が。
クマムシの観察方法については、このサイトでもクマムシの観察コーナーやゲノムひろばのパンフレットなどで紹介してきましたが、高知大の松井先生がつくられているページ「クマムシを見つけよう」もステキです。このページで紹介されている採集袋の折り紙つきパンフレットを動物学会「動物学ひろば」で無料配布予定です!乞ご期待。
そうそう、最近 Twitter でもつぶやいています。@kumamushi よろしく!
- 2010/8/10
國枝先生の研究室でクマムシ研究の技術補佐員を募集されています。我こそは、と思われる方はぜひ応募してください。
- 2010/8/7
抽選が終わってから気づいたのですが、埼玉県立自然の博物館で自然史講座「クマムシを探そう」というイベントが開催されるそうです。当日の様子はイベント報告のページに掲載されるのかな?(→追記:載っていました)
- 2010/8/3
先日取材のあった爆笑問題のニッポンの教養の放映日が8/3に決まったそうです。爆問学問は哲学的な話になることが多いように思いますが、太田さんと國枝先生のトークの行末はいかに?お楽しみに!
- 2010/7/24
南極探検などで知られる国立極地研究所の一般公開 極地研探検2010 でクマムシの展示があるそうです。6階の「クマムシがいる苔にさわってみよう!」というコーナーで、生きたクマムシも見られるよ、と書かれていますね。
昨年、極地研の方から「30年前に南極昭和基地で採取した氷を溶かしてみたらクマムシが生き返ってきた」と聞きました。南極クマムシはちょっとだけ大きいんだそうです。これも見てみたいなー。
- 2010/7/11
日経新聞の15面「なぞ謎かがく」に「極限環境に耐えるクマムシの秘密」という記事が載っていました。「生命活動"休む”新規遺伝子?」というキャッチコピーがよかったです。
- 2010/7/5
財団法人水産無脊椎動物研究所の機関誌うみうし通信のN.67にクマムシが取り上げられているそうです。
日本沿岸に生息する緩歩動物 −島原湾のクマムシ−(No.67) 【目 次】 日本沿岸に生息する緩歩動物 −島原湾のクマムシ− ふじつぼが教えてくれる水の中で物をくっつけるやり方 都会の海に住みついたイッカククモガニ シャコ穴のヨーヨーDivariscintilla 属の日本からの発見 カシパンとブンブクの自然史 (3)ブンブク類
うーむ、フジツボとかカシパンとか、他の記事も興味ぶかい。
- 2010/7/4
Hypsibius をモデルにした青いクマグルミ、$7.95で売ってるそうです。
- 2010/6/29
荒川さんがヨコヅナクマムシの動画を公開されました。乾眠から起きたところ、歩き回っているところ、歩いてたら転んでもがいているところ、再び?乾いてきたところ。最後、まだまだ動いてますね。いつか、脱皮するところとか、産卵するところも見たいなー。
すごいスペックの顕微鏡を入手されたのかなと思ってましたが、vehoのUSB顕微鏡VMS-004で撮影されたんだそうです。この顕微鏡、安いしかなり良さそうですね。米アマゾンでは58ドルくらいで売ってました。x20とx400の倍率が使えて、MacでもPlug & PlayでUSBカメラとして認識されるそうです。クマムシの観察のページで紹介している実体顕微鏡ファーブルミニとともに、フィールドにも持ち出したいですね。
- 2010/6/22
フジテレビで19:00から放映される 激レア&超仰天ヘンな生き物100連発 に、クマムシも登場するんじゃないか、とのこと。チェックしてみてください。
- 2010/6/22
今日の日経新聞にトレハロースで有名な 林原グループ の トレハかるた が掲載されているそうです。
【く】「クマムシは 煮ても凍らせても 生き返る」 クマムシという生き物は、乾燥状態で150℃の高温からマイナス250℃以下の極低温まで耐える。 8本足で歩く姿はなんとも可愛らしいのでYouTubeでチェック。
煮ちゃうと乾眠状態が保てないので、さすがに生き返れないんじゃ?ちなみに、ヨコヅナクマムシのゲノムプロジェクトでもクマムシのトレハロース合成酵素は見つかっていますが、乾燥前後でのトレハロースの蓄積はネムリユスリカや線虫と比べて非常に少なく、クマムシの乾燥耐性は独自のメカニズムに依るのではないかと考えられるようになってきています。
- 2010/6/22
JST の サイエンスチャンネル にて、「眠れる少女が見た夢〜クイズで知ろう!最新科学〜夢・その1クマムシ、その驚異のサバイバル術とは?」が公開されています。
高知大学・松井先生 の撮影による大変美しいクマムシのムービーや、堀川先生によるヨコヅナクマムシの乾眠映像などが盛り込まれており、必見ですよ!
2009年制作になっていますが公開日が分からないので、遅ればせながらここに載せておきます。
- 2010/6/4
Twitter @kumamushi でつぶやいたら安心してしまいコチラに掲載するのを忘れていたのですが、、極限環境生物学会第11回シンポジウム で「ヨコヅナクマムシのゲノム解読とトランスクリプトーム解析」という発表をさせていただきました。
- 2010/5/17
産経ニュース と Yahooニュース に「最強の生物 クマムシの謎に迫る ゲノム解読し本格分析へ」という記事が掲載されていました。記事にも登場されている 堀川さんのブログ でもクマムシについて紹介されています。
- 2010/2/1
取材協力された國枝先生によると、NHK BS ハイビジョン の プレミアム8 「ワイルドライフ」にクマムシが登場するそうです。
NHK BS ハイビジョン プレミアム8 「ワイルドライフ 京都法然院・いのちの庭」 2010年2月1日(月)午後8時〜9時半
法然院 のコケに住むクマムシが出てくるのかな。苔寺とか各地の社寺ごとにクマムシ集めてみたいですね。
- 2010/1/8
あけましておめでとうございます。2009年は、我らがヨコヅナクマムシのゲノム解読がほぼ完了し、国際クマムシ学会や日本分子生物学会での発表、ミニゲノムひろばなどでの交流と、クマムシゲノムプロジェクトにとって夢のような1年でした。2010年はゲノム解析を進めて、クマムシの秘密に迫っていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。
さて、新年早々 NHK ミクロワールドで「たるに変身 クマムシの秘密」が再放送されるようです。放送時間は 1/7(木) の深夜 25:00-25:05 というか 1/8(金) の早朝 1:00-1:05 というか、夜中になりますが、5分間の大変美しい映像ですので、まだの方はぜひ御覧になって下さい。
- 2009/12/20
ミニゲノムひろば2009 in 福岡に出展します。
日時:平成21年12月20日 (日曜日) 10:00〜17:00 会場:エルガーラ8階大ホール(福岡市中央区天神1-4-2) 主催:文部科学省科学研究費特定領域研究ゲノム4領域 後援:福岡県教育委員会、福岡市教育委員会 参加:入場無料
お近くの方はぜひお立ち寄りください。
- 2009/12/10
クマムシゲノムプロジェクトについて、國枝先生が第32回日本分子生物学会で発表されました。これにあわせ、クマムシゲノム解読のニュースが時事通信社から報道され、Yahoo ニュースなどにも掲載されました。また、当日はテレビ東京の取材が入り夕方からのNEWS FINEで放映されました。
2W10-1 極限環境耐性動物クマムシのゲノム解析と機能プロテオミクス(國枝 et al.) Genome analysis and functional proteomics of anhydrobiotic extremotolerant tardigrade, Ramazzottius cf. varieornatus 1P-0087 乾燥耐性を持つクマムシ由来の抗凝集性タンパク質の解析(山口 et al.) The analysis of anti-aggregation proteins from tardigrades with desiccation tolerance 3P-0047 極限環境耐性動物クマムシのゲノムデータベース構築とドラフトゲノム解析(片山 et al.) Construction of the genome database and draft genome sequence analysis of anhydrobiotic extremotolerant tardigrade 3P-0139 ヨコヅナクマムシにおけるアルビノ変異株の単離:極限環境耐性の遺伝学的解析に向けて(桑原 et al.) Identification of an albino mutant strain in brown anhydrobiotic tardigrade, Ramazzottius cf. varieornatus: Towards genetic study of anhydrobiosis and extremotolerance of tardigrades 3P-0140 ヨコヅナクマムシ乾燥耐性の比較メタボローム解析(荒川 et al.) Comparative metabolome profiling of active and anhydrobiotic states of Tardigrade Ramazzottius cf. varieornatus
- 2009/11/6
都内の JR 線で、クマムシのムービーが流れているとの情報を頂きました。誰か詳細もとむ!→11/8まで中央線と京浜東北線の車内にて「知ってるぅ?サイエンス」のコーナーで放映されていたそうです。内容は、堀川さんへの取材をもとに、ヨコヅナクマムシが紹介されていたということでした。
- 2009/8/24-28
The 3rd International Symposium of Environmental Physiology of Ectotherms and Plants (ISEPEP3) がつくばで開催されます。 鈴木先生から頂いた情報によると「ドイツからはRalphのグループが、デンマークからはRamlovさん、イタリアからRebecchiさん、アメリカからWrightさんその他がやってくるそうです。その他の動植物のクリプトビオシスも専門家が多く集いますので、クマムシ研究をされている学生さんにはISEPEP3参加は貴重な情報収集の場になると思います。」ということです。楽しみですね。
→ <URL:http://www.nias.affrc.go.jp/anhydrobiosis/isepep3/>
- 2009/8/3-6
第11回国際クマムシ学会 がドイツのチュービンゲンで開催されるということで、シンポジウムのウェブサイトが公開されています。こぎれいなサイトで、クマムシの写真もちりばめられています。なお、この学会は3年に一度開催されており、前回の 2006 年 はイタリアでした。
→ <URL:http://www.tardigrada-symposium-2009.org/>
- 2009/6/20
バンド tardigrada のワタナベさんからリンクのご連絡を頂きました。こんどライブがあるみたいですね♪ 行ってみよっかなー。audioleaf で試聴できるみたいですヨ。
6月20日(土) "ORGASM VOL.217" 渋谷屋根裏 open 16:50/start 17:20 adv \2,000-/door \2,500- + 1drink \500-
- 2009/5/18
初音ミクちゃんや鏡音レンによるクマムシソングがいくつか出てきているそうです。「ぼくはくまむし」ほほー。他にはベースのかっちょいい「Be a クマムシ!!」、そしてタイトルが秀逸な「君となら何℃でも」。
- 2009/4
また、しばらく更新してなくてどうもごめんなさい。クマムシゲノムのデータ、出てきましたよ♪ 解析結果を kumamushi.org の方でできるだけ早くお届けできるように頑張りたいと思います。
- 2008/11/20, 27
NHKミクロワールド の「コンクリート多様な住民たち」に、都心の苔に住むクマムシが登場しています。
- 2008/11/19
英語版クマムシゲノムプロジェクトのサイト を立ち上げました(英語版でも Kumamushi かよ、という)。世界に向けて、日本でクマゲやっていることをひっそりとアピール。今回は、堀川さんに全面的にご協力頂き、クマムシの極限環境耐性が記載された論文をリストアップしています。メンバー用の裏サイトも構築が進んでいるのですが、こちらは公開できる時期がきてから出していきたいと思います。

そうだ、関係ないのですが、昨日阿部先生と話していたところ、カタツムリのフンからもクマムシが見つかったという記載があることを教えて頂きました。クマムシは消化にも耐えるのか?!ますます謎は深まるばかりです。
2008/11/8-10 の間、停電等によりサーバが止まっていました。この期間にアクセスして頂いた方どうもすみませんでした。
- 2008/11
鈴木先生に教えて頂いたのですが、竹書房の特冊新撰組DXという月刊誌の11月号にクマムシが登場するそうです。東スポ、週刊プレイボーイ、に続き、怪しいメディアシリーズ第3弾とか。要チェキ。
- 2008/10/29
NASA の堀川さんが Astrobiology Magazine というサイトの取材を受けられたそうで、クマムシの記事 が掲載されています。(引用記事1, 引用記事2) ここで触れられているように、活動状態でもX線照射に強い耐性を示すクマムシの DNA 修復機構は大変興味深い研究課題の一つです。
- 2008/10/25-26
いやぁ、長らく更新をサボっていてすみません(2月くらいから?)。いろんなことがありました。 そのうちまとめてリストにしたいと思いますが(11月5日 - いろいろ補完しました)、まずは直近のお知らせから。
今年度から文部科学省特定領域研究「ゲノム」でクマムシゲノムが採択され、 ほんとにゲノムプロジェクトが始動しています。
その一環で、10/25-26 に名古屋にて開催される「ゲノムひろば」にて、 我々のグループはクマムシの展示を行うことになっています。 お近くの方はぜひお越しください。
詳細はこちら → ゲノムひろば2008名古屋
会場より:おかげさまで、多数のご来場を頂き、電子レンジに耐え元気に動き回っているクマムシを多くの皆様に楽しく観察して頂きました。
ゲノムひろばで配布した、クマムシ採集法のパンフレット もぜひご参照ください。

今後、kumamushi.org はゲノムプロジェクトの研究者むけのサイト、kumamushi.net はこれまで通り一般のクマムシファンの皆様のための情報サイトとして更新していこうと思います。よろしくお願い致します。(新生 kumamushi.org は現在鋭意準備中です -- 2008/11/19 公開しました)
- 2008/9/9
WIRED 誌に 「地球最強の生物」クマムシ、宇宙でも生存可能 という記事が掲載されました。これは、2007年9月にヨーロッパのチームが実験衛星を打ち上げ、乾燥状態のクマムシ2種を宇宙空間の真空と宇宙線にさらす実験を行ったもので、学術雑誌 Current Biology にその後の経過を解析した論文が発表 されたのを受けてのことです。実験によると、Milnesium tardigradum (オニクマムシ) と Richtersius coronifer (カザリヅメチョウメイムシ) の2種とも生還し、水で蘇生すると卵を産んで子孫を残したということです。真空と宇宙線の影響は軽微でしたが、直接太陽からの紫外線 UV-A, B, C (紫外線の波長で A〜C の順に短く強度の影響) をフィルターなしで浴びたものは影響を受けていました。カザリヅメチョウメイムシではほぼ全滅で当然ながら卵も産めていません。オニクマムシではある程度耐えたものがあり、特に UV-A, B のレンジには耐えて卵を産んで子孫をのこしたものもあったとのこと。「きぼう」も火星も夢じゃないですね。ぜひヨコヅナクマムシも宇宙につれていってやりたいものです。
- 2008/9/5
我らがクマムシゲノムの解読対象となるヨコヅナクマムシを札幌で発見し飼育系を確立された NASA の堀川さんがクマムシのサイトを公開されました。
- 2008/8/8
ニッポン放送のラジオ番組 「中川翔子のギザサイエンス」 にてクマムシが取り上げられ、國枝研の学生さんたちにショコタンがインタビューした内容が放送されました。
- 2008/7/30
「クマムシ?!」の鈴木先生に対するサイエンスライター森山和道さんのインタビュー本 「クマムシを飼うには」博物学から始めるクマムシ研究 が出版されました。鈴木先生のすてきな人柄が伺える楽しい読み口の本です。ちなみに飼い方は載っていません〜。
- 2008/6/16
阿部さんに教えて頂いたところによると、朝日新聞朝刊の科学面に朝日新聞社の中山由美さんによる「南極の生き物」に関する記事が掲載され、「驚異的パワーのクマムシ」という見出しでクマムシも紹介されるとのことです。中山さんは、第45次南極地域観測隊に同行して越冬された方だそうですよ!
- 2008/4/19-7/6
熊本現代美術館 にて「ピクニックあるいは回遊」と題した九州出身作家のグループ展が開催され、角さんの「不思議博物館」からは、巨大くまむし、SCHOOL ZONE、ウミサソリのテーブル4台、シラミ(小)が出品されたそうです。
現在は、不思議博物館 にて日曜と祝日に展示をみることが出来るそうです。併設されているカフェではクマムシのチョコアイス付きのお菓子セットやクマムシクッキーも販売されているとのこと。福岡県ですが、お近くの方はぜひ。

- 2008/4
ついに、その日が来ました!
文部科学省特定領域研究「ゲノム」の比較ゲノム領域にて「極限環境耐性動物のゲノム基盤の解析」という研究題目で國枝先生を代表とする我々のクマムシゲノム解析プロジェクトが採択されました。強い乾燥耐性を持つヨコヅナクマムシを材料に、今後2年間でクマムシゲノムの解読を目指します。乞うご期待!




クマムシ?! -- 小さな怪物
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